きらめく夜景と
美味なる料理に 魅了される、
至福のひと時。
Azure Restaurant
アズーア・レストラン
ハワイのダイニングシーンは、ここ数年で進化してレベルもグングンアップしています。
そして今号の特集「大人もハマる、新ワイキキ」フード編の筆頭を飾るのは、
ロイヤル・ハワイアン・ホテルのファインダイニング「アズーア」。
このレストランが、か・な・り・おもしろい状況になってきています。
才能あふれる優秀なシェフひとりの着任で、レストランはここまで変わるのか。
そんな思いに駆られました。ご覧ください、このふた品!
ハワイ島コナ産のロブスターといえば、ハワイ名物として様々な調理がなされてきましたが、
円を描いて食花を纏い、こんなにキュートな出で立ちに!
レモンとバジルのソースが身の甘みを引き立てトロけるようなおいしさ。
左のお刺身も美しさと斬新なアイデアが両立しています。
繊細で美しいひと皿を創り出す、日本人シェフの卓越した感性と技。
前述した「技術と才能にあふれるシェフ」という方がこちらのシンゴ・カツラ氏。生まれも育ちも京都ですが13歳まで。家族でハワイに移り、お父様はレストランを経営。
三つ子の魂百までの通り、日本の味のDNAを受け継ぎ「父の料理で育った」のも、今考えれば自然な流れの英才教育だったかも。
柔道に青春を賭けていましたが、ケガしたことで「もう、料理しかない」とカリフォルニアのカリナリースクールへ。すると一気に才能が爆発し、同州メンロパークにある五つ星ホテル「ローズウッド・サンドヒル」のメインダイニングでミシュラン星に輝く「マデラ」へ着任しグイグイ昇進。
その後サンノゼの高級レストランの料理長などを歴任し、昨年アズーアの総料理長へ。
日本人らしい繊細さ、ハワイ人らしい大らかさ、メインランドでしのぎを削り獲得したスキルとハートの強さ。若くして人望と実力でチームスタッフをまとめあげ、一段レベルの高いレストランに仕上げています。
カスタムメイドのバーボンやラム酒も!紳士淑女が集う、大人のバーが誕生。
最近、弊誌ディレクターはこのバーにハマっています。
昨年7月に改装オープンした「バー・アット・アズーア」。
店内中央にある7席ほどのカウンター。バーテンダーの背後には窒素を使用して酸化を防ぐグラスワイン用の新型ディスペンサーを設置。なんと18本が並び、それだけグラスで飲み比べできるのです。
ワインすべてのセレクトは、総支配人マイカさん自ら。彼は元リカー卸業者の目利き人。料理との相性を指南しながらこの店に卸していた酒のプロが転じただけあってラインナップは秀逸です。
女性と訪れるなら腕利きバーテンダーがシェイクするオリジナルカクテルに舌鼓を打つもよし。男一人酒ならここにしかないバーボン、アズーア・スペシャルのメーカーズマークをロックで。
マイカ氏がケンタッキーの蒸留所に赴きインナーステイブ(原酒に沈める焦がしたオーク板)を選び、10枚沈めて9ヵ月間寝かしたプライベートセレクトです。唯一無二の琥珀色。おなじみの赤い封蝋ですがボトルの型も味もスペシャルです。
アズーア・レストラン
住所/2259 KalakauaAvenue, Honolulu(ロイヤル・ハワイアンホテル内)
電話/921-4600
営業時間/17時30分~21時(バーエリアは17時~23時)
定休日/無休
支払方法/A.D.J.M.V.
HP/royal-hawaiian.jp
※日本語メニューあり。