レインボーブリッジ・街にかかる虹

レインボーブリッジ

ハレイワの街に入ると、それまで飛ばして走っていたカメハメハ・ハイウェイは、名前はそのままでも片側一車線の商店街ロードのようになります。沿道の家屋は「鄙びた感」満点で、古いながらも石造りの建物には正面に竣工年を表す「1923 M・YOSHIDA」といった文字が大きく彫られています。日系移民が多かった街。過酷な農作業に耐え親子にわたって貯金して、一城の主となった時は晴れやかだったのでしょう。そしてゆっくり北上していくと、街のランドマーク「ハレイワ・レインボーブリッジ」へ。1921年に建設されたいまだ現役の橋で、現代としては幅がやや狭く、大型車が差し掛かると譲り合って交互に通過。信号があるわけでもなく、譲り合いの精神が支配する50mほどの橋。白色ですがレインボーというのは弧を描くこの形から。子供たちが川に飛び込む格好の遊び場にもなっていて、彼らはこの橋とともに成長していくのです。

街にかかる虹

レインボーを渡って行ったら、本当のレインボーに出会いました。レインボーブリッジは虹のような形の橋でしたが、こちらはホンモノ。細い橋を通過しほどなくアリイ・ビーチパークへ着いた瞬間、ど~んと大きくきれいな虹が弧を描き、その根元まで見える。車のナンバープレートにもなっているハワイですが、ワイキキやダウンタウンなどのサウスショアで見る虹は、摩天楼ばりのハイライズが多いだけに「建物がちょっと邪魔」「上の部分だけ」といったことも。ノースは視界が広く絵に描いたような虹を堪能できました。

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