ハワイの歴史と文化を巧みに
取り入れたディズニーの
世界を心ゆくまで楽しんで!
左:プールエリアでは、「アロヒ・ポイント」という大人専用のジャクジーとともに弊誌おすすめなのが、こちらのインフィニティ・エッジ・プール「カ・マカ・グロット」です。昼間の日の高いうちは真っ青な海へとつながるような景観が美しく、夕暮れ時にはジャクジーからと同様に、この眺望が紅色に染まって感動的です。
右:エントランスから中に入ると、ハワイ歴史博物館?と思うような、見上げるほど高天井のメインロビーが!ハワイアンにとって重要で神聖なカヌーとカヌーハウスをもとにデザインされました。地元の芸術家が壁面をぐるりと囲む絵画で古代からの歴史を描いています。天井のシャンデリアは、ウメケという瓜をくりぬいた器にヒントを得たもの。
Aulani, A Disney Resort & Spa, Ko Olina, Hawai’i
アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイ
コオリナ地区で、ひときわ目を引くハワイ初のディズニーリゾート「アウラニ」。
「伝承者」という意味の通り「この島の歴史・伝統を未来へ伝える」をコンセプトにハワイらしい建築やデザインがなされ、そこにディズニーならではの魅力を付加。
数えきれないほどのアクティビティからキャラクターの登場まで満喫するには、コンドスタイルの客室も多いだけに「暮らすような」長期滞在がおすすめです。
Inside Resort
遊びきれないほどのプール。
ミッキーたちとの遭遇。感動と興奮の連続です!
レストラン「マカヒキ」ではキャラクターたちと触れ合ったり、写真を撮ることもできるディズニー・キャラクター・ブレックファストなどもありますが、リゾート内にミッキーやミニーたちが現れることも。そんなキャラクターと会えるのは宿泊者のみの特典です。
左:フロントデスク後ろの壁には、ハワイの小中高生を対象に「自分にとってハワイとは?」をテーマに撮影してもらった写真138枚がコラージュされてサーフボードの形に。色のグラデーションがとてもきれいです。
中:黄色い浮き輪に乗って流れるプール「ワイコロヘ・ストリーム」は全長270m。大人も子供もプカプカ、ゆらゆらと漂っていました。その奥にあるのは子供専用の遊び場「メネフネ・ブリッジ」。
右:ホテル棟に囲まれた中央エリア「ワイコロヘ・バレー」は、流れるプールが森の中をくねって海に向かう川のように見え、まさにハワイの「谷」のようです。
Touch of Magic
徹底した細部までの創り込み。それがこのリゾートの魅力です。
イマジニアと呼ばれる、ディズニーが誇る優秀なクリエイター集団が「本当のハワイ」を研究・追求してディテールまでこだわったワンダーリゾート。
それは様々なサプライズと感動が連続する世界です。リゾート中央には、火山のような岩山がそびえていて、山肌からは蒸気が上がったと思うと、ドーンと水が吹き上がってビックリ。
その周りを全長270mの流れるプールが囲み、インフィニティプールでは水中でイルカやクジラの鳴き声が響いてきてビックリ。さらに、ハワイの神話に登場する妖精・メネフネの像があちこちに隠れていて、子供たちは「メネフネ探し」を楽しめたり…。そして、ホテル宿泊者限定の「キャラクター・グリーティング」でミッキーやその仲間たちが現れて、ハグしたり記念写真を撮れるイベントまで。お楽しみは尽きません。
左:流れるプール近くにある「パパルア・シェイブアイス」で、なんとミッキー型シェイブアイスを発見! 写真はシロップ3種類で$5。
右:伝説上の力持ちで愛らしい妖精・メネフネが子供たちと一緒に水遊び…。そんなイメージで作られた「メネフネ・ブリッジ」は子供専用のユニークな遊び場です。
左:リゾート内のトーチは古代ハワイ文化を再現。昔、串刺しにしたククイナッツを照明に使っていたことをもとにデザインされています。
右:リフィルマグ$19.95を購入すれば、滞在中、ドリンクステーションでドリンクをいくらでも自由に注いで飲むことができます。
左:キャラクターグッズなどを売っている「カレパ・ストア」の前にある木製キャビネット。この上にもメネフネがいますが、注目は引き出しの鍵穴です。この鍵穴の中を覗くと、なんとメネフネたちが暮らしているではありませんか!! 訪れた際は、ぜひ覗いてみてください。
中:ハワイの神話に登場する半神半人の英雄マウイが鳥の姿をして飛んでいるところを表現した彫刻作品。地元アーティストの手によるものです。
右:リゾート内の様々な施設やアイテムでハワイの文化を伝えながらも、敷地内にはスティッチなど人気キャラクターも点在していてゲストを楽しませてくれます。
隠れミッキーを探せ!
リゾート内には「こんな所に?」という場所にミッキーが隠れているので、それを探すのもお楽しみです。写真右から各客室のドアに飾られた彫刻プレートの角に彫られていたり、廊下のカーペットには3つの正方形で描かれたミッキーが。ホテルエントランスにセットされたフルーツウォーターのサーバー内側にはオレンジとライムの愛らしいミッキーがいるほか、よく見るとなんとエレベーターホールの壁にも! 客室内の隠れミッキーは次ページでご紹介します。
Room
70㎡のゆったり客室。隠れミッキーとともに、家族みんなで暮らす気分。
1-Bedroom Villa1
ベッドルーム・ヴィラ
タロの葉っぱ柄のカーペットやポイパウンダーの形をしたランプなど、伝統的なハワイの要素を数多く取り入れたリビングルーム。プルアウト式のソファベッドはクイーンサイズで、テレビ台の下のエンゼルフィッシュがレリーフされた部分を手前に引き倒すと、もうひとつのベッドが出現し、5人目がここに寝られます。
スペースの広いフルキッチンには大型冷蔵庫からIH型のコンロ、オーブン、電子レンジ、食器洗浄機などが勢揃い。日本人ゲストを意識して炊飯器も用意されています。
暮らすように滞在して、家族みんなで盛り沢山のアクティビティを満喫するための弊誌イチ押し客室が、この1ベッドルーム・ヴィラ。
寝室とリビングダイニングが別になった、いわゆるスイートタイプです。
ハワイの伝統的なデザインを施し、ベージュからブラウン系でまとめられた落ち着くこの空間は、なんと約70㎡。日本のマンションなら3LDKにもなるスペースで、バスルームもキッチンもゆったり造られています。
主寝室2名・ソファベッド2名・テレビ下の収納ベッド1名と、計5名まで滞在できるので、ファミリーや友人グループにとって、コストパフォーマンス的にもお得。
カーペットがタロ芋の葉柄だったりランプの台座がポイパウンダーだったりと、ハワイアン・カルチャーを随所に感じられますが、ディズニー“テイスト”も忘れていません。壁の絵の中や椅子の背もたれなどにミッキーが隠れています。
光沢のある木材が多用されていて、シックでエレガントな雰囲気のキッチン&ダイニング。L字型のソファの背もたれにはディズニーならではの可愛い模様が隠れています。
左:洗面シンクは手前のマスターバスルームはもちろん、その奥のシャワールーム側にもあるので、4~5人で泊まっても不便ではありません。
中:ガラス張りの独立したシャワールームには贅沢なシーリングシャワーと便利なハンドシャワーが。スペースも広く、腰を掛けられる段差もあるので高齢者も安心です。
右:1ベッドルーム・ヴィラ以上の客室には、洗濯機(下)と乾燥機(上)が完備されています。長期滞在やファミリーで宿泊する場合はかなり重要。
大きなキングサイズベッドが鎮座しているマスターベッドルーム。天井のファンが心地好い風を室内に循環させ、ぐっすり熟睡できる快適な空間です。
左:ベッド横のライティングデスクの上には、サーフボードをバックにウクレレを弾くミッキーのランプ。思わずふと、和める粋な演出です。
中:チェックインを済ませてお部屋に入ると、ベッドの上にはミッキーの顔に形作られたタオルが置かれていました。プルメリアの形をした髪飾りも添えられていて、ハワイ気分も高まります。
右:客室内では意外なところにミッキーが隠れています。ダイニングテーブルのソファの背もたれをよく見ると、模様の中にさりげなくミッキーが。
左:スタンドライトのシェードにはサーフィンをするシルエットが描かれていて、明かりをつけると影絵のように浮かびあがります。
右:バスルームに飾られている、海中を描いた絵の中で熱帯魚の口から出ているバブルがミッキーの形をしていたり、他にもまだまだあるので、ぜひ探してみてください。
The ‘Olelo Room
大人のための空間とキッズエリアの充実が、
スマートな滞在を演出。
木がふんだんに使われていて、落ち着く空間のバーラウンジです。オレロとはハワイ語で「言葉」。カクテルを作ってもらいながら、ハワイ語が堪能なバーテンダーとハワイ語についての会話を楽しむことで、この島についての見聞もより深まりそうです。営業時間は17時~23時。
欧米の家族は、リゾートにおいても大人だけの時間帯をしっかり持つものです。アウラニは、そのための充実した施設と場所を提供しています。
「アンティーズ・ビーチハウス」は、3歳~12歳の子供を対象に、州の厳しい託児所認可レベルをクリアしたプレイハウスで、RF機能付きリストバンドを着用させ、数多くのキャストが常駐するなどセキュリティも万全。
その中で映画鑑賞やレイメイキング、プリンセスになれるドレス試着などが催され、「明日も行きたい」とねだる子も多いとか。
こんな“キッズの楽園”で子供たちが楽しんでいる間、夫婦はロマンチックな時間を。おすすめはシックな雰囲気漂う「オレロ・ルーム」。「言葉」を意味するこのバーラウンジは壁一面に飾られた木彫りのケースに身近なものをハワイ語で表していて、知的好奇心もくすぐるマチュアな世界。
ふたりだけのディナーの後、ここの一杯で仕上げて子供を迎えに…。そんな欧米スタイルの家族滞在もここなら安心してできそうです。
左:おすすめカクテル2品。手前の「リリコイラーダ」$14はラムをベースに、レッドパッションフルーツシロップも入った甘めの一杯です。奥はハワイで定番の「トロピカルマイタイ」$15。
右:カウンター背面の壁から柱にまで飾ってある数多くの木彫り細工には、それぞれのハワイ語の名称が添えられていて、知識豊富なバーテンダーから発音や意味を教えてもらえます。
Aunty’s Beach House
アウラニならではのキャラクターのひとりである、アンティ。このプレイハウスではお母さんやお祖母さん代わりとして、子供たちと一緒に楽しく遊んだり、勉強したりという役割を担っています。ディズニーらしい、子供たちを飽きさせない優しい笑顔とおしゃべりで、アンティーズ・ビーチハウスの象徴的な存在です。
“アンティの海の家”というコンセプトの広いハウス内で、様々なプログラムが体験できますが、外のガーデンではフラレッスンが開催されていました。レイメイキングのアクティビティで皆で作ったハクレイを頭にかぶって、ダンサー気分も盛り上がります。
左:フラレッスン中にデイジーダックが現れ、サプライズな登場に子供たちは大喜び。毎日8時~21時まで開いていて、多くのアクティビティは無料ですが、有料でランチや夕食のオーダーも可能です。
Ka Wa’a – A Lu’au at Aulani
流麗なフラ、鬼気迫る炎の舞い。
そしてキャラクターたちも登場する
アウラニならではのルアウショー。
午後5時の開場から6時のお食事開始までは、参加型アクティビティタイム。これもファミリーに好評で、作るだけでなく記念撮影も。
家族みんなで盛り上がって夜を過ごせるのが、アウラニ自慢のルアウショーです。
豪華なハワイ料理のブッフェディナーを味わいながら、熱気あふれる歌と踊りを鑑賞するエンターテインメント。
大きくは3部構成になっていて5時に開場するとウエルカムドリンク片手に楽しめるアクティビティタイム。お花のリストバンドを作ったり、インクでハワイアン・タトゥーを施してもらったり。
6時からハワイ伝統の宴「ルアウ」式ディナーを味わって、7時からショーがスタート。タイトルの「カ・ヴァア」とは、ザ・カヌーの意味で、ハワイアンの祖先たちがカヌーでこの地にたどり着き、土地を耕し漁に出かけ、時には戦士となって戦う…。
そんなハワイのルーツや歴史、文化を物語仕立ての踊りで表現。古典的なフラ・カヒコやモダンな現代フラ、ファイヤーダンスなどは見応えあって圧巻です。ミッキー・ミニーがサプライズで登場し、子供たちと一緒にフラを踊る時間も。ディズニーならではの盛り上がる夜でした。
左:「クペエ・メイキング」は手首に巻くオーキッドのリストレット作りで、小さな女の子からおばあちゃんまで、女性に大人気。
中:昔ながらの手法でタロを石でたたいてポイを作るポイパウンディングも、教わりながら皆でトライ。
右:樹皮をたたいて布状にした伝統工芸「カパ」の模様をカードに押して自分だけのハガキ作り。さらに、水で洗えば落ちるイミテーション・タトゥーをしてくれるコーナーも。
左:ブッフェに登場するお料理はカルアピッグなどハワイの伝統的なメニューをはじめ、プライムリブを切り分けてサーブするカービングステーションなどもあって、地元産の食材も多く使われています。こちらは色鮮やかなマウイ島クラ産のクラトマト。
中:マカロニサラダにもタロ芋が使われているなど、ハワイらしさが加えられています。
右:フルーツやミニケーキなどのデザート類も充実していました。なかでも映画「モアナと伝説の海」のヒロイン、モアナが描かれたチョコレートがのった「モアナ・サプライズデザート」は大人気。キッズ用メニューが並ぶブッフェラインまで用意されているのも、家族みんなで満喫できる理由です。
左:チェックインを済ませ、こちらのウエルカムドリンクを受け取って座席へ。それから、ディナー前に催される様々なアクティビティに参加できます。
右:ワイポリレタスやクラトマト、マウイオニオンなど、ローカル産の新鮮な野菜をふんだんに使ったサラダ。
左:「ロミロミサーモン・サラダ」や「アヒポケ」もハワイアン・フードの定番として並んでいました。
右:カルアピッグにはマウイオニオンも入っていて、いいアクセントになっています。ルアウショーの料金は人気のVIP席が大人$169、子供(3歳~9歳)$109、一般席が大人$129、子供(3歳~9歳)$79。要予約。詳細はHPなどで確認を。
Information
住所/92-1185 Ali’inui Drive, Kapolei
電話/674-6200(代)
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